アクリル塗料は今なぜあまり使われなくなったのですか?
塗料のQ&A
Q. アクリル塗料は今なぜあまり使われなくなったのですか? |
A. アクリル塗料は今から約20年前に発売された塗料です。 当時はモルタルのヒビ割れ部分に対応する塗料として画期的なものでしたが、汚れがつきやすく耐久性が低いというデメリットもありました。 耐久年数は約6年~8年です。つまり塗ってから次の塗装までの期間が短い、塗料の「持ち」が良くないということです。 ですからこの塗料は、頻繁に塗り替えをしたい場合にのみ限定して使われるようになりました。 塗料の中では最も価格が安い事がアクリル塗料のメリットですが、最近最も人気のあるシリコン塗料と比較すると、価格の差はそう大きくないのに、アクリル塗料の耐久年数はシリコンの半分しかありません。 この条件ならば、たいていの人はシリコン塗料を選ぶでしょう。 しかし外壁塗装に求める条件は人それぞれですので、「とにかく少しでも価格の安い塗料を」とお考えの人についてはアクリル塗料は確かにおススメだと言えます。 これらの理由から、現在アクリル塗料は以前程使われなくなったのです。 最後に注意すべきことをひとつ。アクリル塗料の中には製品名に「○○シリコン○○」などのように、「シリコン」の文字が入った単層弾性シリコン塗料という製品がありますが、これにはアクリル塗料程度の耐久性しかありません。塗り替え工事でこの塗料を使うメリットは殆どないので、注意してください。 |
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