屋根塗装の寿命はどのくらい?経験者が教える賢い耐用年数の把握方法

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1 意外と難しい 屋根塗装の見直しのタイミング

一口に「屋根塗装の寿命」と言っても、家それぞれに使われている屋根材の種類や塗料、そしてその家の立地条件などから、同じ時期に建てたものであっても、かなりの差が出てくるものです。

例えば現在普及率の高いスレート葺屋根の場合を見ると、10年前後で塗装の塗り替えをするのが標準的と言われています。

しかし、日本瓦の場合では耐用年数が50年以上にも及ぶので、スレート屋根ほどの頻度で屋根塗装を行う必要がありません。

では、具体的に屋根塗装の見直しはどんなタイミングで行えばよいのでしょうか。
そして、屋根塗装にはどのような塗料を選ぶとよいのでしょうか。

2 代表的な屋根材別に張り替え時期目安をご紹介

まず最初に、代表的な屋根材別に塗装塗り替え時期の目安を紹介します。

・スレート

日本瓦に比べ軽くて価格も安く施工がしやすいのが特徴です。施工後、7~8年での塗り替えが必要。屋根材そのものの寿命は、20年~25年です。

スレート屋根

・セメント

陶器瓦と比較すると軽いのが特徴で、地震に強い。施工後、7~8年での塗り替えが必要です。屋根材そのものの寿命は、30年~40年です。

セメント屋根

・金属

鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなどの素材があり、軽くて丈夫ですが、サビが浮きやすいため、施工後7~10年での塗り替えが必要なケースが多いです。
屋根材そのものの寿命は、金属屋根の代表的な素材、ガルバリウム鋼板の場合で、30年~50年です。

金属屋根

外壁塗装と比べて、屋根塗装は高い場所のことなので、状態を確認するのは簡単ではありません。

しかし、できるだけこまめに表面に変色している箇所がないか、サビは浮いていないか、塗膜が剥がれていないかなどを確認しておくほうが後々のためにもなります。

3 屋根塗装に使われる塗料別耐用年数の目安をご紹介

次に、屋根塗装に用いる代表的な塗料と、それぞれの耐用年数について紹介します。

・シリコン

現在屋根塗料では、最も普及率の高い製品です。
耐用年数は10年前後。価格は2000円~2500円/1㎡。

金属屋根

・フッ素
耐用年数は15年~20年。価格は3000円~3800円/1㎡。

金属屋根

・遮断熱塗料

断熱・防音・防臭など機能性に優れた次世代塗料。エコの観点から見ても優れています。
耐用年数は15年~20年。価格は3000円~5000円/1㎡。

金属屋根

アクリル塗料は耐用年数が低いので、現在新築家屋にはほとんど使われていません。また、ウレタンはシリコンが登場する前は最も普及率が高い塗料でしたが、シリコン塗料の価格が落ち着いた現在では順位が逆転しています。

補足しますと、次のような場合には屋根塗装での対応が難しいことがあります。

  • 1 屋根の下地が腐食している。
  • 2 屋根の下地にひび割れがある。
  • 3 雨漏りが複数箇所で発生している。

屋根材自体のダメージが深刻な場合は、再塗装してもすぐにまた症状がぶり返してしまうものです。

なので、こういった状態が出たときは、塗装ではなく屋根材の葺き替えで対処することになります。

4 まとめ

ご自分の家の屋根材はどういうもので、また新築時に塗料は何を使ったか、そして家の立地条件、建物の現況をしっかり把握した上で、最適なリフォーム方法を選んでください。

それが結果的に一番賢い耐用年数の把握方法になります。

cvb