外壁塗装 費用の計算方法・シミュレーション
外壁塗装を行う際、費用はどのようにして決まるのでしょうか?費用に影響がある要素をご紹介していきます。
外壁塗装にかかる料金の算出方法を知る
おおまかに言うと、塗装料金は塗料を塗る外壁の総面積と塗装に用いる塗料の単価(1㎡当たり)によって求めることができます。
更にもう少し細かい項目の補足をすると、前述した2つに加えて、足場代、養生代、高圧洗浄代、下地補修代、そして人件費までを含めたものが総費用になります。
それではあらかじめ自宅の外壁の面積を知りたいと思った時、具体的にどうやって計算をすれば良いのでしょうか。
外壁の面積を求める計算式は
「延べ床面積(坪で表示)×3.3×係数(1.2)=外壁面積」
例えば建坪20坪、二階建ての一戸建て住宅を仮定して計算をしてみましょう。
建坪が20坪ということは、二階建ての場合1階と2階に20坪づつあるということなので、延べ床面積は40坪になります。
この場合の計算式は 40(延べ床面積)×3.3×1.2 となり、結果は158.4㎡となります。
これでこの家の外壁面積は158.4㎡だと分かりましたが、ここでもうひとつ注意点が。
それは、この数字は壁全部の面積であって、実際には塗装工事をしない窓などの面積は引かれていないことです。
もちろん実際に施工をする際には、業者が建物の図面を見て計算するか、直接建物を計測して詳細な数字を出しますが、事前におおまかにでもこうしたことを確認しておけば、業者と交渉する必要が生じた場合役に立ちます。
同じ規模の建物でも費用が変わる理由。。
前述したような計算式で総壁面積にかかる費用は算出できます。
しかし実際には同じ延べ床面積の建物でも以下のような要因で、
外壁塗装工事の費用は変わってきます。
■窓がいくつあるか。また窓の大きさ(面積)がどれくらいか。
窓の数、大きさによっても見積もり費用が変わってきます。
■建物の形状はどうか。
シンプルな正方形や長方形よりも、L字型の方が壁面積が大きくなります。
もともとの外壁の種類は何か。たいらな壁とざらざらした壁とでは塗料の吸い込みがかなりかわるので、使用する量も変わってきます。
■施工前の外壁の状態はどうか。
クラック(ヒビ)などが多ければ補修に手間がかかります。 施工前の木部や鉄部の状態はどうか。外壁同様、木部・鉄部の傷み具合によっては、その補修や塗りに手間がかかります。
■足場工事がしやすいかどうか。
足場が組み立てにくい場所に建物がある場合には、作業費が追加されることもあります。
選ぶ塗料で費用は大幅に変わる
そして費用に大きく関わるのが選ぶ塗料の種類です。
施主の意向により、選ぶ塗料はケースバイケースになりますから、そこでトータル費用に違いが出てきます。
最も価格的に安いのはアクリル塗料。次にウレタン、シリコン、フッ素、断熱・遮熱、光触媒の順に価格帯が上がります。それぞれにメリット、デメリットがあ りますが、現段階で最もコスパが良いのはシリコン系塗料だと言われ、利用される頻度も高くなっています。
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