外壁塗装・リフォームの注意点
外壁塗装・リフォームを進める上で、注意すべき点についてご紹介を行っています。実際に起こっている事故やクレームの内容を事前に把握しておくことで、トラブルなく施工を進めていただければ幸いです。
悪徳業者、訪問営業に注意!
我が家が家を建てたのとほぼ同時期、周囲に6~7軒の一戸建ての家が建ったのですが、数年前からちらほらと屋根や外壁のリフォームを勧める飛び込みの訪問営業者が来るようになりました。
むろん、そのすべてが悪徳業者ではありません。しかしこちらに専門知識がないのを良いことに、いたずらに不安感をあおるようなことを言う業者が多かったのも事実です。
このような業者はもちろん、具体的に見積もりを取ってもらった際に、見積もり項目が大雑把な業者も要注意です。
きちんとした業者は、細部にわたる見積もり金額を出してくれます。 また「ご近所で塗装塗り替え工事をしています。今なら格安でお宅の工事もさせていただけますよ」などと美味しい話をしてくる業者も気をつけるべきですね。
そして実際に契約を結ぶ場合でも、見積もりから契約までをやたらと急がせようとする場合は要注意です。こちら側にゆっくりと考える時間を与えない業者ということだからです。
クーリングオフを利用する際に知っておくこと
契約を結んでも、それから8日以内であれば解除できる。それがクーリングオフ制度です。 塗装工事にもこの制度は適応されますので、契約成立後8日間はクーリングオフが有効。
このときに「やはりこの工事は見合わせよう」と思ったら、業者に契約解除を申し出ましょう。 とはいえ、契約締結後実際の工事スケジュールをその8日間を待たずに組んでしまい、実際に工事が始まってしまえばどうしようもありません。
スケジュールの組み方にも十分注意をしましょう。
工事後のトラブル・クレームで多いのは?
我が家の外壁塗装工事は滞りなく終わり、今のところまったく問題なく過ぎています。
しかし実はこの工事が本当に「成功」したのかどうかは、これから数年後にならないとわからないのです。 それは数年後にも外壁にはがれや破損などがなく、しっかりした状態が保たれているかどうか、それを見るまでは今回の工事がうまくいったか否かの判断は下せないからです。
工事後のトラブルで最も多いのが、おそらく手抜き工事のせいで、わずか数年もたたぬうちに外壁がダメになってしまった、という事例でしょう。
これは、選んだ塗料の質、工事をした職人の腕など様々な条件により生じると思われます。 次に多いのが、仕上がりの色がイメージと違う!というものです。
我が家でもあらかじめ業者さんから色見本と一緒に、実際同じ色で塗った後の写真をみせてもらい、「実際は色見本よりも白っぽく(明るめに)仕上がる場合が多いんですよ」(※色や素材によって多少異なる)と説明を受けました。
一度塗るとその先長い間その色の外壁に囲まれて生活しなければならないわけですから、くれぐれも色を選ぶ際は熟考してください。
料金見積もりで注意すること
まず忘れてはいけないことは、どの業者を選んでもちゃんとした工事をすれば極端な料金差はないということです。 けっして「他社では考えられない低価格!」などというものはない、ということです。
もしもそんなことがあるとすれば、それは工事の品質が低いか、あるいは使用する材料の質が低いか、などどこかに問題があるはずです。 それを念頭に、料金見積もりの際注意すべき点をあげてみましょう。
○別項目でも触れましたが、大雑把な見積もりを出す業者はNGです。細かな部分ひとつひとつに大してきちんとした見積もりを出してもらいましょう。
○見積もり当日に契約はしないこと。高い買い物ですし、他社との比較検討をする時間と心の余裕が大切です。
○追加請求を避けるため、塗れる部分はすべて塗装する内容で見積もってもらいましょう。
○保証がちゃんとついているかを確認しましょう。
○クーリングオフ表示があるかどうか。
これらの点を事前に確認するように心がけましょう。
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