築20年の木造家屋です。2度塗りと3回塗りの違いを教えてください。
施工方法のQ&A
Q. 築20年の木造家屋です。2度塗りと3度塗りの違いを教えてください。 |
A. 最初に押さえておかねばならない点は、「塗装は3度塗りが基本」ということです。 依頼された業者は「2度塗り」で見積もりを出しているようですが、築年数を考えると3度塗りをした方が確実ではないかと思われます。 2度塗り3度塗りのどちらであっても作業工程は、まず高圧洗浄で外壁や屋根についた汚れを落とし、乾いた後ひび割れや傷みの点検をして、補修すべき箇所はないかチェックする所からスタートします。 それが済んだら1度目の塗りに入ります。シーラーと呼ばれる塗料を塗りますが、これを塗る事でその上に塗る塗料がしっかりと接着するのです。これは「下塗り」と呼ばれます。 下塗りが乾いたら次は2度目となる「中塗り」(業者によっては「上塗り1」)ですが、その上に重ねて塗る3度目の「上塗り」(業者によっては「上塗り2」) との違いをはっきりさせるよう(塗り残し防止の為)、同じ種類の塗料で微妙に色のトーンが異なるものを塗ることが多いです。 3度目の塗装は最終的な仕上げ段階で、2度目に塗った塗料を保護し、耐久性を高めることが主目的になります。 そして当然のことながら、2度塗りよりも3度塗りした方が塗膜が厚くなるので、長持ちします。 このように、外壁塗装の基本はもともと3度塗りですので、予算のことも含め、依頼された業者の見積もりに問題はないか、契約を結ぶ前に今一度熟考が必要です。 |