ひび割れしている外壁の場合に適した塗装方法、塗料を教えて下さい。

施工方法のQ&A

Q.　木造30年の一軒家です。外壁は少しひび割れしています。ひび割れしている外壁の場合に適した塗装方法、塗料はあれば教えて下さい。 質問者　40代主婦

A. 　まずそのひび割れがどの程度のものかを調べる必要があります。

何故なら、一口に「ひび割れ」と言っても、外壁の下地にはダメージのない
「チェッキング」「ヘヤークラック」と呼ばれる状態から、塗膜の底まで割れてしまっている「クラック」という状態まで種類があり、それぞれ対処法が異なるからです。

ここで対処法を見誤ると、処置してもすぐにまたひび割れが起きる可能性があります。

また、補修の仕方が不十分ですと、そこから腐食が始まることもあります。

ですからご相談者の場合も、まずは施工前に必ずご自宅の外壁のひび割れの場所をしっかりと確認しておいてください。

もちろんひび割れがどの程度なのか、どういう工法が最も適しているかについては、
素人判断では難しいので、専門家（業者）に見てもらうことになります。

しかし「全部専門家にお任せ」という姿勢でいるよりも、
出来る限り自分で確認できる箇所の「目視」をして、具体的にどこにどれくらいのひび割れがあるかを把握しておけば、施工に入った後、業者がどのようにそこを補修しているか気にかけて見る事ができますね。

これらの事を念頭に置いて、次はひび割れした外壁に対処する塗装方法を
２種類紹介します。

1　ひび割れた箇所を補修後、その上から塗装する方法。

具体的にはひび割れした線に沿って工具で溝を掘り、そこをシーリング材で埋めます。
更にフィラー（充填材）を塗り、でこぼこした部分を平にならし、塗料を塗って完成です。

2　ひび割れの動きに追従する塗料を塗る方法。

ひび割れが経年とともに伸びていっても、
それと一緒に塗膜が伸びてひびの動きに付いて行く「弾性塗料」という塗料を使います。

種類がいろいろあるので、もし業者がこれを提案してきた場合には、どの種類の弾性塗料を使うつもりなのか、確認してみて下さいね。

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