経験者が教える!外壁塗装が剥がれてしまう、よくある原因とおすすめの補修方法について

外壁塗装・リフォーム

メンテナンス 方法

cvb

1 外壁が剥がれてしまう主な原因

外壁は日々、降り注ぐ太陽光(紫外線)や風雨、埃などにさらされ、目にははっきりと見えませんが、確実に少しづつ劣化していくものです。

 劣化した外壁

劣化していく過程では様々な現象が起きてきます。

代表的なのが、クラック(ひび割れ)、チョーキング現象(壁を手で触ると粉がつく状態)、藻やコケが生える、などですが、その中で「剥がれ」という現象は他の劣化現象と異なり、実は時間の経過とともに出るものではないことが多いトラブルと言われています。

通常適切に施工されている場合、塗膜がすぐに剥がれることはありません。そもそもの施工時に何かの不具合があると、塗装後2~3年経って突然剥がれることが多いようです。

剥がれは放っておいてもそこで劣化がおさまることはありません。一度剥がれが生じると、そこから水が外壁の中にまで入り込みます。すると水の侵入によって剥がれの面積が広がっていくのです。

それではこのような剥がれが起きる原因として、どのようなことが考えられるのでしょうか。

1-1 下地処理の不足

まず疑われるのは、塗装工事前に行う下地処理が適切に行われていなかった場合です。

塗料を外壁としっかり密着させるためには、下塗り材が不可欠ですが、その下塗り材を外壁にぴったりつけるためには、土台となっている外壁がスムーズに施工できるような状態にしておく必要があるのです。

下地処理としては、高圧洗浄機による屋根・外壁の洗浄作業、ひび割れや欠けた部分の補修作業、サビやもとからある塗膜を削り落とす「ケレン」と呼ばれる作業などが挙げられます。

どの作業も塗装工事前には不可欠ですが、これらのどこかが不十分だった場合、その後の塗装工事に不具合が起きることがあります。

1-2 下塗り材の選択ミス・使用法の誤り 

下地処理の後、下塗り材を塗ることになりますが、塗る屋根や外壁の材質に応じて下塗り材を使い分ける必要があります

また、同じ材質のものであっても、劣化状態によっては異なる下塗り材を使う必要が生じることもあります。

例として、下地の劣化が激しくてなおかつ上から塗ったものを吸収してしまう場合、吸収の良いシーラー(下塗り材の1タイプ)を下塗りに使うと、下地にシーラーが吸い込まれてしまい、その上に塗る上塗材も吸い込まれしまう。結果として塗膜がうまく密着しない、ということになってしまいます。

このように、下地の状態や材質をよく吟味せず下地材を選ぶと、後から塗った塗料がしっかり付かず、数年で剥がれてしまうことになることがあるのです。

また、下塗り材もですが外壁塗装用の塗料にはすべて適切な量と塗装方法が決められています。さらに、施工時の天候、気温、湿度を見ながら量を調整し塗っていく気配りと技量も必要になってきます

こうしたことがうっかり、ないしは故意に(業者が行う場合は「手抜き工事」)行われた場合、剥がれやフクレと呼ばれる現象が起きてしまうのです。

1-3 建物の構造上の問題 

どの箇所についても、適切な下地処理と下地材の選択、適切な塗料の塗り方がなされていれば、施工後まもなく剥がれが起きるという事態はほぼ回避できます。

しかし、中にはまれにその構造上の問題で剥がれが起きてしまうケースも。例えば塀の塗装で、そこに植木の埋め込みがある場合などでは、内部から湿気が発生していて、そこから不具合が生じやすくなる、ということもあります。

また、直張りサイディングに塗装した場合の内部結露によるフクレや剥がれは、寒冷地で起きやすい現象です。

2 具体的な補修方法について

外壁が剥がれる原因について見てきましたが、ではもしも実際に剥がれが発生したらどうすれば良いのでしょうか。

2-1 塗装を行った業者に再度依頼を行う

もちろん一番オーソドックスで良いのは、前回塗装してもらった業者に現状を見てもらい、必要な処置をしてもらうことです。

特に壁自体が剥がれてしまっている(剥がれの面積が広い)、剥がれ以外にひび割れがあり、付近の壁が浮いている、などの状態がある場合には、迷わずプロの業者に連絡をして補修作業をお任せしましょう

ただ逆に剥がれはごく一部で、すぐに何か被害が出るような状況ではない場合、自分でもできる簡単な補修方法を紹介します。

2-2 DIYによる外壁補修方法

ここではモルタル外壁の家を想定した、最もシンプルなDIY補修方法を紹介します。

1 補修する部分の汚れや油分をしっかり落として乾燥させる。

2 ホームセンターなどで販売されている充填材を塗り、ヘラなどで伸ばして平らにする。

3 それが完全に乾いた後、上から更に塗装をする。

とう流れです。検討されている方は是非一度参考にしてみていただけると幸いです。以上です。

3 まとめ

家の外壁

外壁塗装が剥がれる原因と、補修方法について見てきました。注意していただきたいのは、普段からご自分の家の状態をよく観察するということです。小さい段階で対処ができれば、後々大変な思いをするリスクが減ります。

できれば、ご自宅の地域で評判の良い業者さんと日頃から仲良くして、何かあった時すぐに相談ができるようにしておくと良いなと思います。

外壁の剥がれの補修に実績のある優良塗装店を探すなら

外壁塗装ネットでは、厳正な審査基準に基づいた全国の優良塗装業者と提携をしています。

専任のスタッフが対応いたします。
ご希望に沿った、塗装業者を選定し外壁・屋根塗装工事を行わさせていただきます。

cost

全て無料でご相談が可能です。
外壁の剥がれの補修にも対応可能な業者をご紹介。
お住まいのエリアから実績のある塗装店をご紹介します。
24時間、365日受付中!全国対応。
塗装前のご相談が可能です。
複数の塗装業者に一括見積もりが可能。
適正価格のチェックや価格交渉も可能です。
他社見積もり中の方でもご相談OK。
強制的な営業や勧誘は一切ございません。
塗装店へのお断り代行も致します。

cost

無料紹介・ご相談をご希望の方は下記よりお申し込みください。
専任のスタッフが対応いたしますので、初めての方でも安心!

 

無料!お近くの優良塗装店を紹介