ガルバリウムの外壁導入で悩んでいるあなたへ!経験者が語る3つの見極めポイント
外壁塗装・リフォーム 種類・方法
目次
1 ガルバリウムとは
ガルバリウムはアメリカで開発され現在外壁・屋根材として日本国内でも使用されている鋼鈑(こうはん)のことです。
主にアルミ、亜鉛、シリコンから形成されており、他の鋼鈑に比べ耐久性、耐熱性が高いことがメリット。外観はモダンでシンプルです。
かなりメリットが多く人気もあるガルバリウムですが、この素材を用いた外壁は本当に良いのでしょうか。ここではガルバリウム外壁が実際どのようなものかを様々な角度から検証し、どうしたら良い施工になるかについても考えてみました。導入を検討されている方のご参考になれば幸いです。
2 ポイント1 耐火性は非常に高いがサビには注意!
ガルバリウム発祥の地アメリカでは、なぜか住宅用金属サイディング材としてアルミサイディングの方が圧倒的に多く使われているそうです。
その逆に先進国中でガルバリウムの普及率がダントツで多いのが日本です。
その理由として考えられるのは、アルミよりもガルバリウムの方が耐火性に優れていると認識されているからのようで、建築基準法の「耐火基準」に沿った「鉄」だということが大きな要因となっているようです。
また、新築住宅ではガルバリウムのサイディングは外壁材に、ガルバリウムのルーフは屋根材としてそれぞれ単体で使用できる汎用性の高さも普及した理由のひとつでしょう。
さらにアルミニウムに比べて、ガルバリウムは費用が安いことも選ばれる理由となっているようです。
しかしここで注意しなければいけないことがあります。それはサビです。腐食した部分から発生するサビですが、これには赤錆と白錆の2種類があります。
さらに電食という現象が起きる恐れもあります。これらの現象はどうして起きるのでしょうか。
1-1. 赤錆
耐火性、耐久性に優れているガルバリウムですが、金属であることには違いありません。いったん傷がつくと、そこから腐食が始まり、赤いサビが広がっていきます。
ガルバリウムは表面が塗装コーティングされていてそれが金属面を守っていますが、そこに金属の粉が付くとその粉自体が錆び、それがガルバリウムに移る形で腐食が進んでしまうのです。
1-2. 白錆
ガルバリウムに含まれる亜鉛に、酸性雨や塩分(潮風などからくる)などが付着するとそこから腐食が始まり、白サビが発生します。
白錆は赤錆のように素材に穴を開けるほどの腐食は起こしません。しかしガルバリウムのサイディングにした場合、補修そのものがなかなか難しいのが現状です。
1-3 電食
ステンレスなどガルバリウム鋼鈑以外の種類の金属と接触すると、腐食が生じて最悪素材に穴があくことがあります。例えばガルバリウム鋼鈑の上にステンレス製の釘やそれ以外の金属の切れ端などが乗ったり付着したりするとそういう現象が起きるのです。
他の金属サイディングと比較すると確かにガルバリウム鋼鈑は耐久力があります。
しかし住宅が置かれる環境によっては、ここで挙げたようなトラブルが発生することもあるので、あらかじめそういうリスクがあることををしっかり頭に入れて、実際の施工に取り入れるかどうかを判断するとよいでしょう。
3 ポイント2 湿気対策の工事が対応可能か確かめる
一般に外壁塗装という形で外壁リフォームをする場合、ベテランの職人ほどコーキングやその他の細かな部分まで丁寧に施工処理をしてくれます。
塗装によるリフォームではもちろんそれが良い仕事になりますが、ガルバリウムによる外壁施工の場合、少々事情が異なってくるのです。
機密性の高い工事を窯業系サイディングの塗装を行うのと同じようにガルバリウムにも行ってしまうと、内部に湿気がこもって結露が発生しやすい状態を作る危険性があるからです。
専門的な説明は大変難しいことではありますが、施工前の見積もり段階では最低限この湿気・結露対策をちゃんと考えた施工をしてくれる業者かどうかの確認だけはしておきましょう。
施主側がそうした知識を持っていることに対し、しっかりと正面から受け止めてくれる業者は良い施工をしてくれるはずです。
4 ポイント3 メーカー保証の対象範囲を確認しておく
ガルバリウムの外壁材は、現在最も多くの施主様に選ばれているシリコン塗料とほぼ同じ、メーカーによる保証が10年間程ついていることが多いです。保証がついてくるのであれば、ガルバリウムを選ぶ理由は大きなものになるでしょう。
ただしここで注意すべきことがあります。
それは施工現場で実際の外壁のサイズにあわせて壁材を切った場合などでは保証の対象外になる、という制約を設けているケースがあることです。
保証があるとないのでは、導入後の万が一のケースを考えた場合、大変ですよね。
万が一トラブルが起きた時のことを想定して、あらかじめ保証内容を確認しておきましょう。
5 まとめ
いかがでしょうか。
このようにガルバリウム外壁は、メリットと同時に施工に際して注意しなければならない点がいくつかあることがお分かりいただけたかと思います。
どのような形で外壁をリフォームするかは施主の自由ですので、もしガルバリウムで外壁リフォームをお考えの方は、ご紹介したような点を参考にして是非納得行く施工を目指してください。
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