屋根材選びで迷ったら！瓦とスレートはどちらを選ぶべき？選ぶ際の4つのポイント

屋根塗装・リフォーム

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屋根材に限らず、家を建てたり、新しく屋根を葺き替えする時に大切なのは、「何を重視するか」ということ。耐震性、耐候性、見栄え、コスト・・・人によって様々な、どうしても譲れない点があると思います。

それによって、瓦屋根が良いのか、スレート葺きの屋根がいいのか、選び方は大きく変わってきます。

目次

• １　瓦屋根とスレート葺き屋根　それぞれの特徴
• 1-1 瓦屋根（和瓦、平板瓦、洋風瓦、セメント瓦）
• 1-2　スレート屋根
• ２　重視する項目別で見る、屋根材選び4つのポイント
• 2-1　耐震性を重視する方にオススメの屋根材
• 2-2　耐久性を重視する方にオススメの屋根材
• 2-3　コストを重視する方にオススメの屋根材
• 2-4　デザインを重視する方にオススメの屋根材
• ３　まとめ

１　瓦屋根とスレート葺き屋根　それぞれの特徴

どちらを選ぶかを考える前に、まずはそれぞれの屋根材の特徴をしっかり把握しておきましょう。

1-1　瓦屋根（和瓦、平板瓦、洋風瓦、セメント瓦）

日本で「瓦屋根」と聞くと反射的に重量感のある和瓦を想像します。

しかし実際は瓦といってもいろいろ種類があって、和瓦の他に、F形瓦と呼ばれるフラットな形状の「平板板瓦」や、M形瓦と呼ばれる凸凹の深い南欧風な洋風瓦があります。

それぞれのメリット・デメリットは以下のようなものです。

1-2　スレート屋根

スレート屋根は正式には「着色スレート瓦」と呼びます。メーカーによって「コロニアル」と呼ばれたり「カラーベスト」と呼ばれたりしますが、同じものを指しています。

厚さ約4.5mm、85％のセメントと、15％の石綿（アスベスト）で構成されています。

また、スレート屋根にも天然スレートと化粧スレートがありますが、現在日本で天然スレートはあまり使用されていません。ですので、ここでは化粧スレートの特徴を紹介します。

このように、瓦にもスレートにもそれぞれメリット、デメリットがあり、一概にどちらの方が良いとは決められないのです。

２　重視する項目別で見る、屋根材選び4つのポイント

それぞれの屋根材の特徴がわかったところで、施主様が「重視すること」から見た、屋根材選びのポイントを紹介します。

2-1　耐震性を重視する方にオススメの屋根材

スレートは重さが瓦の約半分から三分の一と軽量です。軽いということは、地震が来ても揺れにくいということ。そして建物への負担も軽いので、耐震性を重視される方には、スレートの方をオススメします。

2-2　耐久性を重視する方にオススメの屋根材

耐久性では瓦の方に軍配が上がります。陶器瓦は10年を節目にした定期点検を行い、特に問題がなければ50年程度は葺き替えをしなくても大丈夫なほど高い耐久性があります。

万が一瓦が割れたりしても、一枚単位で交換ができるという利点もあります。

2-3　コストを重視する方にオススメの屋根材

初期費用の点では、スレートの方がオススメです。屋根材の中で最もコストが安く済みます。ただし、スレートは瓦と比較すると耐久性が低いので、10年で塗装の塗り替え、20年～30年で屋根材の葺き替えが必要になります。

一方瓦は初期費用はかかりますが、一度施工すればその後かなり長期間メンテナンスに費用がかかりません。これらのことから、単純にコストで比較をするのは難しいと言えます。

2-4　デザインを重視する方にオススメの屋根材

こちらは施主様それぞれの好みの問題になりますが、２つあります。

陶器瓦
焼き物ならではの風合いがあり、形状もバリエーション豊かで個性ある家を表現するには良い屋根材です。

スレート屋根
現在多くの住宅で選ばれているだけあって、カラーやデザインは豊富にそろっています。施工しやすいので、比較的どんな業者にも安心して任せられるという利点もあります。

３　まとめ

いかがでしょうか。

瓦とスレートでどちらを選ぶか迷った時には、自分が一番重視しているものは何かを基準にすることが大切だということがお分かりになったと思います。

後から後悔することのないよう、慎重に考えて決めてくださいね。